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脱毛する前に…まず「ムダ毛」についてよく知りましょう
毛はどうして生えるのでしょうか?
「ムダ毛は百害あって一利なし」とお考えの方も多いと思いますが、では、どうしてムダ毛は生えて来るのでしょうか?脱毛治療を受けてムダ毛をなくし、ツルツル・スベスベのお肌になる前に、まずはムダ毛の仕組みについてよく知るようにしましょう。
毛は人間の体の様々な箇所に生えていて、その本数は100~150万本以上と言われています。このように毛が生えるのは、ご自身のお肌同士が擦れて摩擦が起こるのを防ぐためであり、また外部の刺激からお体を守るためです。例えば、わき毛が生えるのは「摩擦を防ぐため」と言えますし、すね毛が生えるのは、何かにぶつかった時に少しでも衝撃を和らげるためという風に言うことができます。
毛はどのように成長するのでしょうか?
皮膚の表面に出ている毛の部分を「毛幹」と言い、皮膚の中に埋まっている毛を「毛根」と言います。そして、毛を抜いた時にみられる下部の丸くなった部分を「毛球」と言い、この「毛球」は体内で「毛母細胞」と接して栄養を吸収します。そうして吸収された栄養によって毛は成長することとなります。
そして毛には「成長期」「退行期」「休止期」という3のサイクルがあり、「成長期」とは毛が伸びている時期のことで、この期間の長さや毛の成長の早さは部位によって異なります。次に「退行期」とは「成長期」の終わった毛が抜け落ちるまでの期間のことで、これもまた部位によって長さが異なります。最後に「休止期」ですが、毛が抜け落ちた後から次の「成長期」を迎えるまでの間の期間のことを言います。この間、毛は成長を休止するため皮膚の表面に出て来ることはありません。この「成長期」「退行期」「休止期」という3つのサイクルを繰り返すことで、毛は生え、伸び、抜け落ち、そして再び生えて来るのです。こうしたサイクルを「毛周期(ヘアサイクル)」と言います。
ホルモンの影響で濃くなることもあります
毛が生える部位、密度、そして毛の濃さや長さには個人差があります。生えて来る毛の本数は胎内にいる時に決まり、生まれてから増えることはないと言われています。ただし、ホルモン(男性ホルモン)の影響によって毛が濃くなったり、太くなったりすることがあります。それは男性ホルモンが毛乳頭を刺激し、毛母細胞の分裂を促進させて毛の成長スピードを速めるからです。一方、女性ホルモンには毛の発生や成長を抑制する効果があるとされていて、更年期を迎えると体毛が濃くなるのは、この女性ホルモンが減少してしまうからなのです。
このように毛とホルモンは密接な関係にあり、最もホルモンの影響を受けやすいのはわきの下の毛だとされています。